グループホーム（認知症対応型共同生活介護）にかかる費用の相場は

グループホームを利用する権利を得るための費用です。入居一時金は償却期間と償却率が施設ごとに定められており、その期間内に退去した場合には、定められている数字を基に計算された残金を返還金としてご家族が受け取ることができます。償却期間と償却率は国が定めた基準などがないため、施設ごとに大きく異なります。

保証金は、一般的なマンションやアパートなどを借りる際の不動産契約で発生する「敷金」と同じものです。退去時に居室内の清掃や修繕などに使用されます。万が一、使用料などが滞った際には滞納分に充填されます。何事もなければ基本的に返却される費用です。

家賃と同じようなものです。月々に決まった金額の料金を支払います。居室の広さや日照の当たり方などによって金額が変わるところもあります。

介護保険で認定された要介護度によって金額が変わります。事業所が経営しているユニット数によっても金額は多少変動します。1日当たりの費用計算になります。
また施設によっては、サービス提供体制加算や認知症専門ケア加算などの加算がつくことがあります。

一般的なマンションやアパートなどと同じように「水道光熱費」や、おむつ、ティッシュ、洗剤などの「日用品費」がかかります。一般的な不動産契約と違うところは、介護職員の配置や施設管理費などに当たる「管理費・共益費」があります。
他にも散髪代金や新聞、雑誌の定期購入といった個人の嗜好品などについては、もちろん自己負担がかかります。

経営主体の営利法人や社会福祉法人によって費用は異なりますが、初期費用に関しては10万円のグループホームから数百万円のところまで、大きく異なります。ですが、おおむね100万円以内の初期費用を設定しているグループホームがほとんどです。

グループホームを利用するには、15万円から20万円ほどとなっています。求めるサービス内容によっても変化しますので、施設に直接問い合わせる必要があります。一例として以下の表を参考にしてください。