在宅介護にしろ、施設介護にしろ、確実にお金が必要です。
現在の年齢と平均寿命や平均介護年数を考え、長期的な資金計画が必要とされます。
預貯金や、月々の年金、家族からの援助など介護にかけられるお金を算出しましょう。
そのうち、相続費や病気等の万が一に備えた費用、葬式の費用などは別にして考えましょう。
介護にかけられる費用を算出したら、平均寿命や平均介護年数を考慮しながら毎月いくら当てられるかを計算しましょう。(できるだけ長めに生きることを想定して作成しましょう。)
施設の場合入居一時金など別でかかってくる費用があるので注意しましょう。
Aさんは、在宅での介護が難しくなったので、介護付き有料老人ホームに入ることになりました。
Aさんが入ることに決めた有料老人ホームは、次のような条件でした。
入居一時金 | 初期償却 | 償却期間 |
---|---|---|
2,000万円 | 20% | 5年(60ヶ月) |
設備や施設内のアクティビティーも充実していましたが、入居の他の利用者さんとの関係が上手く行かず、わずか1年3ヶ月で退去することが決まりました。
入居期間が1年3ヶ月だったので、施設から返還金を受け取り、改めて施設を選び直すことに決めました。
返還金 ={2,000万円ー(2,000万円×20%)}×(60ヶ月-15ヶ月)/60ヶ月=1,200万円
現在80歳で100歳まで生きると仮定した場合
総資産 = 預貯金+不動産・有価証券評価額+(100歳-80歳)×1年分の年金受給額
年間必要経費 = (入居希望ホームの月額利用料+食費+光熱費+保険・医療費+その他)×12
入居金充当可能額 = 総資産-年間必要経費×20年
施設を選ぶ際、入居金を見て払える、払えないと単に判断するのは早計です。
しっかりと資産を計算して考えましょう。
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